「仲介」と「買取」

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「仲介」と「買取」

今回は「仲介」と「買取」について詳しくみていきたいと思います。それぞれどのように違うか、どんな特徴があるかなど、ご紹介していきます。

仲介と買取について

■仲介とは・・・売主から売却依頼を受けた不動産会社が買主を探し、売買契約を成立させる。まずは、売出価格を決定し、次に買主を探すために広告などの販売活動を行います。いつ売れるのかは、買主が現れるまで、はっきりしません。2週間で買主が見つかることもあれば、1年以上見つからないこともあります。このことから買取より見通しが立てづらくなります。仲介手数料が必要。一般的に売却価格は買取より高くなる。

■買取とは・・・不動産会社等の事業者が直接、売主から不動産を買取ること。買主(購入希望者)を探す広告をする必要がなく、販売期間もないので、短期間で売却が可能になり、見通しが立てやすい。また、仲介ではないので、仲介手数料は不要。売却価格は仲介に比べ安くなりますが、いついくらで売れるのかが、すぐにわかるということが買取の特徴になります。
本やCDゲームソフト、服やブランド品、スマホなども自分でメルカリやオークションに出品して売却すれば、それなりの値段がつきますが、ブックオフやゲオなどの買取専門店に売却すると安くなります。どれくらい安いのかは、ちょっと例えづらいですが、少なくともメルカリで売れている金額よりも高く買取してくれる買取専門店は、ほとんどないのではないでしょうか。
それもそのはずで、そのような買取専門店が市場価格(市場に出回っている金額)より高く買取りできるはずがありませんし、出来れば、安く買取して市場価格で再販売し、少しでも利益を伸ばしたいはずです。

これを不動産に置き換えてみても案外、同じことが言えるのではないでしょうか。
仮にメルカリを「仲介」と考え、買取専門店を「買取」と考えてみてください。

仲介の場合、不動産会社が相場価格を売主に伝え、売主が売出価格を決め、販売活動を開始します。その際、相場価格より高く売出価格を設定しても良いでしょうし、相場価格のままでも良いでしょう。ただ、相場価格より高くした場合は、一般的に売却期間が伸びる可能性も高くなります。また、設定した金額でなかなか売れない、問い合わせもこないということであれば、価格を下げることも手段の一つになりますが、この価格を下げる作業もメルカリに近いものがあると感じます。因みに、メルカリは手数料が商品の売上金の10%のようですが、不動産の仲介手数料の上限額は下記の通りです。
また、早く売りたいということであれば、相場よりも低く価格を設定することもできますが、そもそも買い手が現れないと売却はできません。価格を低く設定することで売れる可能性は高くなると考えられますが、それによりどれだけ売却期間が短くなるかということまでは、正直わかりません。とにかくすぐに売りたいという方は買取業者に買取の相談をすることをお勧めします。

買取の場合、売却にかかる期間は短く(早ければ数日〜数週間)、早期に現金化できますが、買取業者は購入した不動産に付加価値をつけて(場合によってはそのまま)、再販売して利益を出すことを前提とし、買取をおこないますので、仲介(相場価格前後で売却ができた場合)に比べると、売却価格は低くなります。また、どんな不動産でも買取してもらえるわけではなく、再販売することが難しいと判断された不動産は買取をしてもらえないことがあります。そのように判断された不動産は仲介であっても、売りに出すこと自体は可能ですが、売却が難しくなることが想定され、なかなか売れないという状況に陥ることも少なくないです。
買取で売却をする場合であっても1社にお願いするのではなく、最低2社に相談してみてください。本やCDを売る、スマホを売る、車を売る際に高く買取をしてくれる業者を選ぶように、買い物をする際、買いたい物が少しでも安く売っているサイトや販売店を探すように、不動産を買取で売却しようとした場合でも同じで、高く買取をしてくれる業者を探してみてください。確かに手間ではあると思いますが、1社だけでは価格や条件などの比較ができませんし、不動産の売却となると本やCDとは違い価格が高額です。また、そう何度もあることではないので、早く売りたいとはいっても、何社かに買取価格を聞く時間は惜しまない方が良いと思います。(何社か選んだとしても仲介よりは早く売却できる可能性が高いです。)
■買取はご近所に知られずに売却できるのか

仲介と買取を比べる際に「買取のメリットとして、ご近所に知られずに売却できる」という記事をよくみかけます。仲介の場合、販売活度のため、ネットやチラシで売却物件の情報が出回り、ご近所に売却するんだと知られてしまう可能性があります。ただ、買取の場合も売主がその物件に住んでいる場合は引越しが必要ですし、売却後も業者が再販するためにリフォーム工事を行う可能性もあります。また、その物件が再販されるまでは空き家になりますし、その物件が新たな買主に購入されれば、違う人が住むようになります。ですので、買取であっても売却後にご近所に売却したことを知られる可能性が十分にあり、それこそ知られるのが速いか遅いかの違いではないかと個人的には思います。

確かに買取であれば、売却することが決まって売主が引越すまでは、ご近所に知られないかもしれませんが、売却後どこかのタイミングで誰かに知られる可能性はあります。些細なことなのかもしれませんが、買取が「ご近所に知られずに売却できる、秘密にできる」というのはちょっとオーバーな表現ではないかと思います。せめて、買取は売却の情報が表に出ないので、仲介よりかは知られづらいとした方が適当だと考えます。
■仲介の売却期間はどれくらい?

仲介の売却期間は、売出価格の設定、物件の所在地(エリア)、築年数など物件自体の要因や広告活動をする不動産会社の要因、その他様々な要因があり、はっきりこうだと断言できません。ですが、とある大手不動産情報サイトのアンケート結果では、「6ヶ月以上〜9ヶ月未満」が最も多く、「次に3ヶ月以上〜6ヶ月未満」、「3ヶ月未満」、「1年以上〜2年未満」、「9ヶ月以上〜1年未満」という順番になり、平均しても半年前後はかかる結果になりました。(※このアンケートの売却期間は不動産会社に最初の連絡をしてから買主との売買契約完了までとしています。)

また、別の大手の不動産情報サイトのアンケート結果では「マンションは6ヶ月」、「戸建は11ヶ月」で、平均すると8ヶ月という結果も出ていますので、仲介の場合、それくらいの期間はみておく必要があると考えられます。
■売出価格について

仲介で売却する場合、不動産会社が査定を行い、査定価格(相場価格)を売主に伝え、それを参考に売主が売出価格を決定します。この売りに出す価格は重要で、売却期間を左右する可能性もあります。売主が参考にする不動産会社の査定価格が高すぎてもいけませんし、安すぎてもいけません。高すぎる場合は、単純に売れないでしょう。安すぎるとすぐ売れるでしょうが、安く手放したということになります。ただ、そもそも相場に近い価格を知らなければ、安く手放したということにさえ気づきませんし、気づきようがないです。

ですので、買取でも複数社に相談したほうが良いと書きましたが、仲介で売却する際も複数社に相談をし、査定価格を聞き、一番納得できる(実際の相場価格だと思える)説明があった会社を選んだほうが良いです。不動産に全く同じものはないので、査定することも本来は難しいことなのですが、どの会社も周辺の成約事例(実際に売れた事例)を参考に査定を行いますので、査定価格は近づいてくるはずです。

まとめ

急いで現金化する必要がない方、住宅ローンが残っていない方、住宅ローンを売却代金で完済できる方は、売却方法としては仲介が良いのではないかと思います。

すぐに現金化したい方、売却の情報を周囲に知られたくない方(ゆくゆくは知られる可能性があり、絶対ではないです。仲介よりは知られづらい。)は、買取が良いのではないでしょうか。

今回は「仲介」と「買取」についてみていきましたが、それぞれに特徴があり、売却を検討されている方の売却理由もそれぞれ違うと思いますので、ご自身の売却理由にあった売却方法を選択していただければと思います。なお、他にも「任意売却」と「リースバック」という売却方法もありますので、下記にリンクを貼っておきますので、ご参考になさってください。

「任意売却」と「リースバック」についての記事はこちら

この記事を書いたスタッフ

営業部不動産の売買、仲介、賃貸、管理
ウェブサイト等の編集、広告
資格宅地建物取引士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
出身地大阪市港区
趣味サッカー(観戦)、ゲーム
フットサル、読書
アニメやドラマや映画の鑑賞

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